お気に入りCubanSalsa紹介
Cuban SalsaDJのお気に入りアルバムを紹介。
05年2月 "Llanita"
artist: Almeida Girl & Descarga
これはね、いいですよ。ほんと。
イベントやレッスンで「使う」ためにCDを色々買い漁ってきてると、曲の聴き方も変わってくる。サウンドの雰囲気をちょっと聞けば、その曲やアルバムの善し悪しが想像つくようになる、っていうか。
このアルバムは店頭で出会ったのだけれど、まずジャケットはどうだろう。サルサCDらしからぬデザインセンスにぐっと来て即購入。そして家に帰って聞いてみて、その内容にびっくり。CDの再生ボタンを押して20秒で、自分の中ではもう今年のベスト1アルバム決定でした。まだ2月だけど。
いわゆるオールドスクールなSalsaやLatinJazzを基調に発展させたようなサウンドで、曲調としてはあまりキューバっぽくもない。でも、そのセンスがあきらかにこれまでのものと違う。曲・アレンジ・サウンド、そして何よりボーカルが最高。
オペラのように歌い上げる歌手が多いサルサ音楽では、時にどれも同じに聞こえてしまうことがある。サルサで有名な歌手って何人もいるけど、あくまで「サルサ界」の中での人気者であって、何にも知らない人が聞いたら、歌手の違いはあんまり印象に残らないんじゃないかな。
その点このバンドのボーカリストAlmeida嬢ははっきり違う。歌唱力ももちろんだけど、ジャケット通り、声も一回聴いたら忘れない。どちらかというとPOPSやROCK向けの声で、良い意味でサルサ離れしてる。例えば日本で言ったら、ユーミンとか椎名林檎とか、声質もキャラクターも個性が強いアーティストっているけど、サルサでも出てこないかな、ってずっと思ってた。だからこのバンド、僕にはすごくしっくりくる。
サウンド面で言っても、全体的なアレンジもとても都会的なんだよな。ギミックや効果音、エフェクトの使い方と言い、良い意味で全然ラテンっぽくない文化の香りがする。どうもイギリスのラテン好きメンバーがやってるマイナーなサルサバンドみたいなんだけど、「普通にPOPもJAZZもできるミュージシャンが、サルサって音楽を料理してみた」ような感じ。インスト曲(歌がない楽器だけの曲)もスゲェCoolだし。
こういう実験的サルサをやるアーティストは、なかなかセールスにつながらないのが常だけど、何とか2枚目アルバム出せるとこまで行ってほしい、と切に願います。
バリバリキューバン踊りたい人向けではないけれど、音楽的にとてもお気に入りの一枚です。

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