お気に入りCubanSalsa紹介
Cuban SalsaDJのお気に入りアルバムを紹介。
04年2月 "!Es Diferente!"
artist: Los Jovenes Del Barrio
(Shanachie 66025)僕のダンススピリットのルーツであり、今もって敬愛してやまない、
師匠のPro.Togo氏から教えてもらったバンド。2000年作。
在米ミュージシャン、Johnny Almendraさんのプロジェクト。
調べてみるとLIVEビデオも発売されているみたいですが、
僕は、このアルバムと'96年発売の1st.しか知りません。
このアルバム自体も、数年前に
Pro.Togo氏から教えてもらったままになっていたのですが、
ここ最近偶然久しぶりに掘り起こして以来、すっかりハマってしまいました。
この人達の何が素晴らしいって、
最近アメリカで結成したバンドには珍しく、
チャランガ編成(=フルート、ストリングスが入ってブラスセクションが無い。キューバの古いダンスバンド編成。)であるということ。
これだけでもう、通常のブラス入りサルサものとははっきり雰囲気がちがいます。
で、更に素晴らしいのは、伝統的な編成でありながら、
音楽的にはかなりモダンなアレンジ、しっかりと現代の音を作り出している、
というところ。
編成からも見える通り、
最初からキューバ音楽への愛情、リスペクトはにじみ出ていて、
曲も全て、プエルトリコやドミニカなどの要素を混ぜず、
キューバのリズムをベースにしています。
で、ここからが大好きなところなのですが、
それにも関わらず、その上に
しっかりとアメリカのバンドらしいオリジナルな要素を乗せています。
ただの「キューバ人の真似」に終わっていない、というか。
SonとR&Bのミックスなどに挑戦した1枚目もいいのですが、
このアルバムでは、この編成で更にTimbaっぽい曲調にもチャレンジ。
Vo.陣も知った名前はないのですが(おそらくNY系のセッションコーラスの人?)
みんな、サルサにありがちな“濃さ”がない、さっぱりした声質。
例えて言えばマンハッタン・トランスファーがラテンを歌っているようで、
一見、薄くてつまらなそうなのですが、
そこがまたこの上品なストリングスとマッチして、
のどごしさわやか、スッキリと聞きやすい。
NYのスノッブなナイトパブ(行ったことはないけど…)で演奏してそうな。
Timbaの影響を受けたウタモノ曲にしても、
メロディー&アレンジ自体は、アメリカのJazz・Popsよりでとっても都会的。
土っぽくてパワフルなCubaのTimbaもいいけど、
その要素を使いながらも、それとはあきらかに違う、
彼らならではの大人っぽい洗練されたカッコ良さを出しています。
ボクサーとビジネスマンのカッコ良さの違い、とでもいいますか。
勤め帰りのスーツをビシッと決めた紳士(※妻・子供二人あり)に、
オシャレにお尻を回して踊って欲しい一枚。

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